「産後、体型崩れたわー」と発言することによって、
さも産前はスタイルが良かったことにする─。
そんな強引なライフハックを編み出し、その場をしのいできたわたしですが、
40歳を目前に控え(スタイルのいい自分を生涯一度も経験したことがない、
というのもいかがなものか)と身体づくりを始めることにしました。
本当は、気分のアガるウェアやシューズなどを一通り揃えて、
効果ありそなおしゃれジムに通いたいところなのですが、
金銭面といままでの自分の三日坊主ぶりを考慮し
(待て。贅沢せんでも、本当にやる気があれば家でもできるやろ?)
と珍しく思いとどまっています。
今回はそんなおうちでできる身体づくりのエピソードを。
思いやりのある言葉で、がんばる私を応援!
30日スクワットチャレンジ
ミーハーな私がまず目をつけたのは、
SNSなどで話題の「小尻のための30日スクワットチャレンジ」。
その日の夜、4歳のむすめと回数をカウントしながらさっそく開始!
私「…41回」
娘「だんだんやせてきた」
私「…42回」
娘「やせた」
と、部下みたいなヨイショを入れてくる娘。
それだけでも吹き出しそうなのに、
私「…53回」
娘「だんだんつかれてきたな?」
私「…54回」
娘「のどかわいたな?」
と急に同情モードの変化球を投げてきたりするので最後まで油断なりません。
笑いをこらえることで腹筋までも鍛えられそうな小尻スクワットチャレンジ、
面白いけどジムよりハードです。
愛情も深まる? 家族みんなでストレッチ
お風呂あがりには、家族みんなでストレッチがおすすめ。
「手をつなぐ」という、もはや夫婦間で照れくさくなってしまったスキンシップ問題も、ストレッチを介せば楽しく解消!というおまけも。
むすめはと言いますと、ストレッチを始めた頃は、
無防備・脱力状態になった親をアスレチックジムに見立ててよじ登ったり、
ギリギリのところを走り回ったり、
挙げ句の果てには、なぜか肉体で出来上がったその空間でくつろぎだし、
はたからみると一家で前衛的なパフォーマンスに挑戦!みたいなことに
なってたのですが、
今では一緒に平和にストレッチを楽しんでくれています。
気のゆるみを目ざとく監視! 8時間ダイエット
1日の食事時間を8時間内におさめる、「8時間ダイエット」。
ゆるゆると続けて、気が付けば1年が経ちました。
朝食抜きの生活にも慣れたはずなのですが、
今でもわたしの意志がゆらぐときがあります。
早朝に焼き上がった、新作のパン。
オーブンから立ちのぼる、甘くて香ばしい小麦の匂い。
大成功を予感させる、こがね色の焼け具合。
…。
うん、今日ばっかりは解禁だネ!お味見お味見ぃ♡と手を伸ばす私に、
あどけない監視員の目が光ります。
「ふとりたいん?」
口いっぱいにパンをほおばった人に言われるこの屈辱感。
パーソナルトレーナーの優秀な一言に、そっとパンを皿に戻すのでした。
もうね。この画像、ステッカーにでもして、
常に見える場所に貼っておこうかなと思うくらい屈辱的でいい。
ダイエットが続かない、ついつい間食しちゃう…とお悩みの方。
たてまえ、例外、おべんちゃらが通じない純粋無垢な子どもにあえて
「ダイエットする!」と宣言してみてください。
子どものオブラートに包まない辛辣な一言は、
女友だちや夫の一言よりも、容赦なく現実に引き戻してくれるはず。