第2回目は、大阪人にとっては初級編とも言えるくらいベーシックな
ホームパーティメニュー「うちのたこ焼き」です。
オシャレ感なんてかえって野暮、気取らないメンツで
「うちの晩ごはん、たこ焼きなんやけど来る?」って言えるような、
そんな感じのラフなホームパーティの時に登場します。
たこ焼き器のアリナシで有益性が分かれるうえに、あまりにベーシックすぎるので、
なんだーたこ焼きかぁ。大学生んときのホームパーティレベルかよ、大阪人のケンミンSHOWごっこ乙、なんて思いながら、高速スクロールしかけている頃合いですよね。
いやいや、なかなかどうして、これが不思議と美味いんです。うちのたこ焼き。
あまりに美味しいっつうんで、
食べるたびウマいウマいとツイートし吹聴して回っております。
(ぅちらのたこ焼きマジ大阪最強ナニ″ょ♡とか言いすぎたかな〜。さすがに盛りすぎちゃったかな〜。前回まで美味しく感じたのは気分が高揚してたとか別の理由があっただけで、うちのたこ焼きってわりと普通レベルちゃうかな〜。)と、
作りながら毎回不安になるんですが、いざ食べてみるとやっぱり、うまい。
あぁまた盛ってしまった。また自分でハードル上げちゃった。
なにが一番不思議かって、こんなに簡単で特別工夫してないのに、
うちよりマズいたこ焼き屋が存在するのはなぜなのか。
これ以上足さないし、これ以上引かない、これでフィニッシュ!という完成形が見えた、
そんな「うちのたこ焼き」レシピをご紹介します。
ポイント 1: 使い切りのたこ焼き粉をつかう
いきなりですが、市販の粉を使います。
たこ焼きの好みは大きくふたつに分けますと、
全体的にふわふわ食感派と外カリカリで中はもっちり派に分かれます。
ちなみにわたしは後者が好みで、もっぱらお気に入りの粉がありまして。
使い切りの200gという所が、ハカリいらずな上に虫害や劣化の心配もない。
膨らみやすさ、風味のよさ、コスパ、と全方向でイチオシ。
うちの近所では普通にスーパーに売っています。
そして次に、
卵や水などの材料の分量については、
たこ焼き粉の袋に書いてある通りに忠実に作ります。
(ラ王も書いてある分量通りに作るのが一番ウマい、って「泣かないぞェ 」時代の鈴木蘭々がインタビューで言ってたもん!)
なので、大事にしてるポイントだけ列挙しますね。
レシピのコーナーなのに、2回目にして破綻してきました。
なんでわたしレシピのコーナーなんか始めちゃったんだろ...
ポイント2 : ネギは細めの薬味ねぎ
わが家には、食べる際にも好きなだけネギをどっさりかける
“追いネギ”の風習があります。
生でわしわし食べるので、青臭さの少ない薬味ネギをチョイス。
ちなみについ最近知ったんですが、ネギは輪ゴムで止めて切るとストレスフリー。
ネギ切るときにストレスなんてねーよ、なんていうドライな方こそ、
気づきもしなかった潜在ストレスの存在をはじめて知り
(こんな快適な世界があったなんて!)と感激するはず。
参考:ひと手間かけて美味しく仕上げる、薬味ねぎ・刻みねぎの切り方のコツと保存:白ごはん.com
ポイント3 : 惣菜売り場で天かすを買う
何日も日持ちする、食品メーカーの天かすよりも、
その日に揚げた“本物の”天かすがうまいんだ。という、突然の美味しんぼ思考。
スーパーのお惣菜売り場で、1パック50円くらいで手に入る天かすを使います。
パートのおばちゃんが揚げてくれる天かすは、
大きさやトンガリ具合にばらつきがあって、それがまた色々な歯ごたえになるのです。
こちらも置いといても劣化するだけなので、カロリーなんてこの際気にせず、贅沢に使用しちゃいましょう。もし残っちゃったらジップロックで密封後、冷凍庫へ。
ポイント4 : さりげない脇役、ちくわ
大阪人ならば、たこ以外のサブ具材として、チーズ、牛すじ、もち、キムチなどなど
実験を重ねた経験が一度はあるはずですが、結論として我が家はちくわ一択。
とろんとした柔らかな生地の邪魔をせず、
むしろ生地のダシ風味を引き立ててくれる最高の相棒がこれ。
写真のように一本をタテ2分割にしてからカット。
タコより若干小さめの大きさにしておきます。
ポイント5 : ガス火で一気に焼く
これまで電気式のたこ焼き機を末長く愛用していたのですが、ついにダウン。
家たこ焼きはやりたいけれど、断捨離やミニマリストが時流だというのに、
こういう細々したグッズがこれ以上増えるのはなぁ、どうしようかなぁと
迷っていたところに、ピンポーン♪ Amazonからのお届け。
夫が既にもうポチった後なのでした。
はっきり言ってこのプレートの到着をまったく歓迎していなかったわたしなのですが
これはね、いいものですよ。
電気式から直火に変えるだけで劇的に美味さが変わります。
毎日でも食べられる、は言いすぎかな。2日にいっぺんなら全然OK!
今日もたこ焼き?イイネ!そう思うくらい、うちのたこ焼きが大好きになりました。
その上、電気式のたこ焼き器で不便と感じていた部分が、すべて解決!
電気式たこやき機
- 焼き上がるまでにだいたい10分ほど時間がかかる
- 水洗い不可なので、水拭き後アルコールで消毒してた
- 焼く場所によって焼きムラが生じる
イワタニ たこ焼きプレート
- 焼き上がりまで3分〜5分(強火で一気に焼いた方が早い上に膨らみます)
- 水洗い可能
- 場所による焼きムラ、ほとんどなし
直火だから手が熱いんじゃないのか、と心配してたんですが、
思ってたほど熱くない。
既にカセットコンロを持ってるおうちは多いと思うので、プレートをプラスするだけなら、新たにたこやき機を買うよりもハードル低いんじゃないかな、県外の人も。
ほーらほら。たこ焼きプレートについてこうやってプレゼンしてる間に、
次々にあつあつのたこ焼きが出来上がってくるわけです。
チャッチャッチャ!
この日に限って、やたらビビットな服を着ていた夫。ホワイトバランスが崩れる!
うん、やっぱうまいわ。うちのたこ焼き。ツイートツイートと。