第3回目の今回は、質素なのにふしぎと豪華に見える「手打ちうどん」。
手打ちうどんと聞くと、ゲエエッ!粉からこねるというのかーっ!?とひるんでしまう方も多いと思うんですが、実はパンよりも簡単。粉と水をただひたすらこねればいいだけです。
ふみふみタイムは、子どもも喜ぶメインイベント!
パパ&子どもと作業分担できるので、ママも気持ち的にちょっぴり助かります。
(なぜ大助かりと書いてないかは文面からお察しください。)
何時間も寝かせたり、一次・二次と何度も寝かせたり、
ネットや書籍には本格的なレシピがたくさんありますが、
わが家のうどんは、スピード重視で寝かし時間ゼロ。
ハラ減った、待ってられん!という卑しさが発端で誕生した、
最短ルートの手打ちうどん。
別にフツーにうまいし、
わしらレベルの舌であればこれで十分やな、って結論にいたりました。
実はパーティといわず、普通の平日晩ご飯として登場するくらい美味くて簡単。
豚しゃぶに、キュウリ、オニオンスライス、納豆、天かす、温泉たまごetc...
トッピングをありったけ用意して机いっぱいに並べたら、ほらみて!
質素なのになんか豪華に見える、豪華トリック!原価すごい安いのに!
パーティ仕様の場合は、ここに刺身盛りなんかを合わせておもてなししています。
わが家流 寝かし時間ゼロの手打ちうどんの作り方
材料
- 薄力粉 100g
- 強力粉 100g
- 水 90g
- 塩 10g
- 打ち粉(薄力粉) 適量
- 寸胴鍋にたっぷりのお湯
- お好みのめんつゆ
トッピング例
- 天かす *前回同様、当日総菜コーナーで手に入る天かす推奨
- キュウリ千切り
- オニオンスライス
- 豚しゃぶ
- 納豆
- オクラ輪切り
- 温泉たまご
- 葱、みょうがなどの薬味 etc...
作り方
- 一番初めに、塩10gと水90gをしっかり混ぜて塩水にしておきます。
次に薄力粉と強力粉、作った塩水をジップロックなどの厚みのある袋に入れ、
しっかりと振って混ぜ合わせます。
混ぜ合わせてみるときっと(表記間違いじゃ...?!)と不安になるくらい、
明らかに少なめの水分量だと感じることと思いますが、ここは私を信じてそのままの量でまず試してみてください。
全体的にまんべんなく混ぜ合わせるのに多少慣れは必要ですが、
下手でもなんとかなるのが、このうどんの良いところ。
しっかり丁寧に混ぜ合わせていきましょう。
- 待望のふみふみタイム!子どもを誘って一緒にふみふみしましょう。
1.を袋に入れたまま、上からしっかり体重をかけて踏み生地を鍛えます。
子どもの容赦ないふみふみ圧でジップロックが破れる場合があるので注意。
生地のネチャッとした感じがなくなるまでしっかりと踏みます。
踏みたりないと後の工程で麺同士がくっついて大変なので、
ここは面倒くさがらずしっかりと。
(たいてい子どもは途中で飽きちゃうので、戦力としてカウントするべからず)
*これは、うどんのコシを出すための"足踏み"という工程です。人間の体重程の強い力を加えることによって、うどんのコシの元となるグルテンを引き出す、わりとポピュラーな方法。ジップロックごしとは言え、直接踏むのに抵抗がある方はタオルや新聞紙、レジャーシートなどでカバーすると吉です。 - 打ち粉をふった台の上に生地を出し、
3〜5mm厚を目安にめん棒で薄く伸ばします。
均一に伸ばせたら生地の上に打ち粉を上にふりかけ、3つ折りに畳んで、
だいたい3mm幅に切っていきます。
うどんとしてはちょっと細いかなーくらいの幅です。
このあたりから寸胴鍋にたっぷりのお湯を沸かし始めましょう。
- 麺をほぐしてまっすぐに揃えます。実はこのほぐしが一番地味に面倒...!
こちらの作業もイベント化させて、子どもにも手伝ってもらっちゃいましょう。
- 寸胴鍋にぐらぐらとお湯が沸いたら、麺を投入。
ふきこぼれそうになったら、そのつど差し水を入れて調整しましょう。
茹で時間10分ほどで一度味見をし、芯がなければOK! - 茹で上がったら流水でぬめりがなくなるまで手でしっかりもみ洗いし、
最後にきりっと氷水で冷やします。*へなちょこうどんでもちゃんとコシが出る、重要ポイント! - つけめんスタイルで麺つゆを用意したら、あとは各自好きなトッピングを乗せてめしあがれ!
わが家では、夫がうどん担当。
こね〜麺切りまで夫にまかせています。
もともと料理のうまい人ではないので、毎回その手際の悪さにイラっとしてしまう、
そのことを否定はしないけども、それでも回数を経て段々と上達し、
むすめも「おとうさんのつくったつるつるうどん!」とうれしそうに認識し、
リクエストすることも多いので、なんかこれはこれでいいかなと。
夫とむすめがコネコネコふみふみふして出来上がった、
太さも長さもばらばらな不格好うどんは、なぜか市販のうどんよりも断然ウマく、
この暮らしで十分!と、満ちたりた気持ちにさせてくれます。
手作りの良さを家族全員で実感できる今回の手打ちうどん。おすすめです。