ある層には懐かしい、手芸女子にはおなじみのプラ板。
むすめ(5歳)と同じくらいの子どもを持つママに向けて、育児層にもおすすめのポイントをお伝えします。
プラ板との再会
保育園のバザーに遊びに行ったときのこと。
そこだけ異様に人口密度が高くムンムンだったブース、それが「プラ板工作」だったんです。
すきな下絵を選んで、豊富なカラーが揃った油性ペンでお絵描き&色ぬり。完成したら列にならんでオーブントースターで焼いてもらう─、ただそれだけのものなのですが、子ども達の集中度がはんぱない。
あまりに楽しそうだったので、わたしも子どもらに紛れてぎゅーぎゅーになりながらプラ板を描くことに。うむ、これは童心にもどる…!
著作権ギリギリの下絵が並ぶのも園あるあるのひとつ。
育児層になぜプラ板がおすすめなのか
下絵、ペン、プラ板、ハサミなどの一式を机にダーーン!と用意しておけば、
写し絵→塗り絵→工作(ハサミで切り取る)を延々と繰り返してくれるわけです。
途中「おかーさん、できたー!」と言われても
「最後にいっぺんに焼いてあげるから、もうちょっと作ってええよー」なんて生返事しながら、のらりくらりと延長も可。
子どものお友達が、遊びに来てくれるときにも大活躍。
テーブルの上に広げたおやつやジュースをダラダラつまみ食いさせてしまうのもアレだな、なんて常々思ってたんですよね。(おとなはええんやで^^)
音や光の出るゲーム系のおもちゃもいいけれど、
人数制限もなくみんなで没頭できて、体験と結果までくっついてくるクッキングや工作ってやっぱりいいなーと思うんです。そういった意味でもプラ板はお手軽でコスパよし。
そして最後のオーブントースターで焼いて成形するのは、おとなが必ず関与する工程。
いっしょにワイワイ言いながら楽しむことで、ほどよく放ったらかしにしつつ最後にはそこそこ親子遊びも楽しめるという、このいっちょかみバランス。
描いた絵を加熱するとどんどん小さくなってミニチュアサイズになっちゃうというサプライズは、何度やっても純粋に楽しくついつい盛り上がってしまいます。
揃えたアイテム
今回買い足したアイテムは
- 色鉛筆で書ける!白色タイプ
- 暗闇でひかる!夜光タイプ
- ストーンシールやグルーペンなど装飾画材&下絵付きタイプ
あとの画材は、
- ポスカ極細 6色セット
- むすめが持ってる色鉛筆とクレヨン
- なまえペン(黒の油性ペン)
です。
ポスカの思い出
よーし!うちでもプラ板を作るぞ!と材料を買いに行ったんですが、
売り場で見たポスカの値段に、どケチアンテナが過敏反応。
結局そのときはオレンジと水色だけを買ったんですが、
色をあえて限定することで、一見こじゃれた感じに見えなくもない。
写真:夫のバイク用キーホルダーにつくった2年前のプラ板初期作品。まだわが家のキャラデザが定まっていない、おなじといっしょパイロット版。
ちなみにこの頃、祖父母にむすめが抱きついている絵に「おばあちゃんだいすき!」「おじいちゃんだいすき!」などと書き添えたプラ板キーホルダーを祖父母に贈りつけ、原価80円程度で、媚(こび)を売るというあざとい蛮行を繰り返していました。
きほんの作り方
おなじみのプラ板ではありますが、ここで簡単に作り方をおさらいしておきましょう。
絵を描いて、お好みの大きさにカット。オーブントースターで加熱して縮むのが落ち着いたら取り出し、たいらにプレスしたら完成!簡単!
- 注意:一度に焼くのは2〜3作品までにしたほうが良さげ。
- 注意:プラ板によっては焼成途中、キクラゲみたいにそり返りますが、焦って加熱をやめちゃダメ。縮むのが落ち着く頃には、反りも落ち着きます。
こんなに種類豊富!それぞれのプラ板の魅力をレビュー
色鉛筆で描ける!白色タイプ
透明タイプだと、ポスカか油性ペンくらいしか使えないんですが、この白色タイプは色鉛筆も使えます。(画材が豊富=それはより時間が稼げることを意味する!)
新たに揃えなくても、すでに子どもが持ってる画材が使えるのは大きなポイント。
写真:食パンの袋を閉じるプラスチックのアレをつくってみました。思ってたよりミニチュアになっちゃった。
クレヨンは加熱前はキレイだったのですが、加熱後プレスする際にマルハゲになってしまいました。
白色または半透明タイプの難点としては、透明だと黒ペンと色ペンを両面で塗り分けるという芸当ができるのですが、このタイプは一面からの着色しかできないこと。
暗闇でひかる!夜光タイプ
光るプラ板。これはね、プラ板だけじゃなく子どもの目が光ります。
夜!光る!ただそれだけなのにワクワクしてしまうのはなぜなんでしょう。
こどもが歓喜するテッパン的な品なので手土産にもいいかも。
完成作品がきちんと光るかどうかを確かめたくて家中暗いところを探した挙句、
休日の朝に二度寝を決め込んでる夫の布団にもぐりこみ、夜光具合をチェックするむすめ。
透明タイプなので、転写しやすい。表面は凸凹してるので色鉛筆もいけそう。
ストーンシールやグルーペンなど装飾品がたっぷり。下絵付きのアクセサリーセット
3番目は、開封早々こりゃ失敗したなーと思ったキット。
キラリングルーペンやキラキラストーン、アクセサリーキットがついてる他にも、
あらかじめイラストが印刷されていて、切り目がついているおかげでハサミなしで切り取ることができるんです。
ですが、あまりに簡単にできてしまうので「これじゃ時間が稼げないじゃない!」「遊ぶ余地がすくなすぎる!」なんて思ってたんですが、意外や意外。
3つのプラ板の中で、むすめが一番気に入ったのはこのキットでした。
むすめは現在、うまく描くことに憧れているので、イラストレーターさんの描いたかわいい絵が印刷されたこのシリーズが魅力的にうつるみたいで、もはや色ぬりさえも放棄し、すぐさま焼いて仕上げようとする始末。
付属のアイテムでアクセサリーにしたりデコレーションも楽しめるほか、
まだハサミがあぶなっかしい時期の子どもにも安心して遊ばせてあげられるこのキット。
絵柄付きプラ板だけじゃなく、半透明のフリーシートも1枚ついてきます。
写真:脱毛サロンのおねえさん達って、毛根断面図を描くのがめちゃ早いですよね。
一見グロいかなとおもった図案もミニチュアになるだけでいとをかし。
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作って終わり、じゃないプラ板の魅力
もうひとつのプラ板の魅力としては、作って終わり、じゃないところ。
朝起きて登園前にひと作品。夜寝る前にひと作品。
空き時間を見つけては製作する姿は、すっかりプラ板作家のむすめ。
つくった作品群はコレクションとして楽しむほか、
過去作品に追いデコ※(グルーペンやシールなどで追加装飾すること)したり、
プラ板をカードや駒に見立ててオリジナルのゲームを考案したりしてます。
謎のゲーム。ひっくり返してるけど、透明なので丸見えの神経衰弱のようなもの。
また作品群をジップロックに入れているのですが、たまに幼稚園の登園バックにしのばせていき、園のお友達にちょっとずつおすそ分けしているようす。
「かわいい」「ぜんぶほしい」などと言われるそうで、とっても嬉しそうに報告してくれます。
おなじといっしょ全プレ!
おなじといっしょのオリジナル誰得テンプレートです。
★ 画像をクリックするとB6サイズのPDFがダウンロードできます ★
B6サイズのプラ板にできるだけムダな部分が出ずたくさん切り取れるよう、みっちみちにレイアウトした貧乏性仕様!
ぜひお子様と楽しんでみてください。
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