おなじといっしょ

丁寧にくらしたい、たまには楽したい。いいもの買いたい、節約したい。 矛盾の波を航海するディスカバリーブログ。船長は2児の母ことわたし。 自分の身の丈にあった“満足”を求めて。

丁寧にくらしたい、たまには楽したい。いいもの買いたい、節約したい。
矛盾の波を航海するディスカバリーブログ。船長は2児の母ことわたし。
自分の身の丈にあった“満足”を求めて。

新米ママに告ぐ。“丁寧なくらし”に憧れるにはまだ早い【洗濯・掃除編】

f:id:mojamojayoriko:20150320043204p:plain

はじめまして。ママ歴もうすぐ4年目のアラフォー筆者です。
我が家は、夫と娘ひとりの3人家族です。

 

4年も経ちますと子どもは日に日に手がかからなくなり、
かつての自分の悩みが見えてきました。

 

余裕がでてきたついでに、
先輩風ふかして新米ママへ頼まれてもいないのにアドバイス。
ただの自分の記録なのに恩着せがましくアドバイス。
というような形で、当時モヤモヤと悩んでいた諸々に対して
自分なりの出口を書いてみたいと思います。

わたしは、一応自営業でwebデザインなんかをしているので、
仕事と子育て両立してすごいわー、えらいわー、とか言ってもらえるんですが、
そのたび説明してもいまいち通じてないようなので、
この場を借りてそのカラクリについてまずはお話ししますね。

 

新米ママのみなさん、
よそのママはみんなすごく見える病」にかかってませんか?

 

**
*

ネットで目に入るのは、だいたい2種類の女。ママか否かだ。

Facebookをのぞくと、最前線キャリア女子が海外やTOKYOで忙しくも華々しい活躍を投稿。人望もあるから、だれかがいいね!する度に過去からせり上がってくる不死鳥のような投稿。

どうせ馴れ合いの会合だろ?って毒づいてるけど、
疎遠になっちゃった地元や職場のあの子達の女子会もほんとは羨ましい。

 

やめやめ!もう私は母であり妻なんだからと気をとり直して、
Instagramをのぞいてみる。
ふーん、この人も○歳児のママなんだ。だけど、キャリアがあるor趣味を極めてる。綺麗だ、おしゃれだ。流行の赤リップが似合う。こどもには手作りのおやつや洋服。子どもにイライラしないでゆったり向き合ってる。絵本読むの超うまい。観葉植物枯らせてない。スタイルがいい。などなどなど...

 

自分にできてない部分ばっかり見えてくる。
自分以外の女全員、いきいきしてるように見えてくる。
ふぉーー!だめだ、だめだーー!ってひとしきり凹んだあと、
ナチュラル系なのかロハス系なのか、その違いもよく分かってないまま
母として妻として“丁寧なくらし”を提唱するメディアや雑誌を読み漁るものの、
できない自分、続かない自分と比較しまた凹む。
以降メディアは多少変わるものの結果はループ。

**
*

 

思い当たる節はありますか?

わたしは毎日そんな感じです。

 

f:id:mojamojayoriko:20150320011212p:plain

今まで何十年間かけて好きなこと、得意なこと、処世術を
すこしづつすこしづつ積み上げてきて、自分がやっとできあがってきて
めったなことでは親や他人に怒られないくらいには自信がついたと思ってたのに。

妊娠&出産を経て「ママ」という新しい名札をつけ、
幼子とともに産院からシャバへ出てみたら、
積み上げていくらか高台になってたはずの足元の自信もアイデンティティも
更地になってました。驚きです。

 

あわててこれからの目標「よき母よき妻」を調べる。
いくら子どものため、主人と家を守るため、といっても、
髪の毛振り乱して神経質になるのはイヤよねーなんて甘い幻想を抱きつつ。
参考書籍もサンキュじゃなくESSEだな、みたいな。

調べてみると、素敵に見えるあの人は、どうも“丁寧なくらし”をしているらしい。

私と同じ思いをしているママがこの世にどれだけ存在するのかは分からないけど、
これだけは伝えておきたい。
一番手がかかって時間がとれない時期に、
時間のかかる“丁寧なくらし”なんぞに生半可に憧れたらやけどすっぞ!ってことを
新米ママさんに伝えたい。

 

全人類平等に一日24時間しかないのに、あの人はあのママは、
どうやってあんなに素敵に暮らしているのか。

答えましょう。

素敵に見える部分以外は手を抜いてるんです!!

 

いまは自分に出来てないことばっかり目に付くと思うけど、
これから先は感動するくらいどんどん子どもに手がかからなくなります。

このありきたりな言葉は、育児疲れをいたわるおなじみの定型文としか
感じないくらい毎日で精一杯だと思うけど、
4年経ったみたらみんなが言ってた事、ほんとでした。時間ができた。
髪の毛をコテで巻ける余裕も、
風呂上がりに子どもと一緒にオイルマッサージできる余裕もできた。

 

“ゆるい暮らし”をはじめよう

いってしまえば“手抜き暮らし”なんですが、手抜きという言葉があるだけで
罪悪感を感じてしまうママもいるかと思いますので、
ここでは“ゆるい暮らし”としています。

 

人によっては「こんなもんかえって心が貧しくなるわ!」という方や
気が楽になるレベルが違うと思いますんで、
そこは各々うまくバランスをとってみてください。

また、続けるうちに逆に“ゆるい暮らし”をする自分にストレスが溜まってしまったら、
ちょっとだけ頑張る。

その日の晩ご飯だけ、でもいいじゃない。

“ゆるい暮らし”ビギナーである新米ママさんに、
筆者がどのレベルで手抜きしているのか、その一例を示したいと思います。

★の数については、実践に勇気がいるであろう順に並べてみました。

洗濯編

洗濯ものを畳むのは休みの日だけ。【レベル★☆☆】

f:id:mojamojayoriko:20150319155345p:plain

じっと座ったままで畳まなくっちゃいけない、わたしはあの単調な時間がもう大っ嫌い。

だいたい平日の窓辺には、いつも小高い洗濯物のお山ができています。

タンスの中にない時は、あのお山から各自ピックアップするのじゃ!という伝説のもと
家族全員がトレジャーハンター化するので、
シャツなどシワになりやすいものは別の山にして積むのがベターです。

 

裏返しになってる洗濯物もそのまま畳んじゃう。【レベル★★★】

f:id:mojamojayoriko:20150319155358p:plain

まだ幼少である子ども服は、さすがにきちんと表向きにひっくり返しますが、
大人の服は、もし裏返しになってたら裏返しのまま畳んじゃいます。

「これはないわー!」と大半の方に思われるであろう、
女性として禁じ手中の禁じ手のような気もしますが、
私みたいにとにかく洗濯物を畳む時間そのものが嫌いで、
放置してシワになってしまうとそれもまたストレス。という人には
一度試していただきたい技。

シワになるのを防いでタンスにきちんとしまう、という事を最優先するのであれば、
これもまたアリなのです。
着るときに自分で裏返したらいいのです。

もしも「これだけはやめてくれ」という家人がおるならば、
脱いだときに裏返しのままにしないよう気を付けてもらえばいいだけの話。

掃除編

掃除機をかけるのは、風呂入れてもらってる時間だけ【レベル★☆☆】

f:id:mojamojayoriko:20150319155409p:plain

掃除機をかけるのもハードル高いですよね。
いったん出したら最後。あそこもここも。
部屋全部かけようと思うとコード配線も変えて。
30分〜小一時間はかかる大仕事。

幸いにも我が家では、基本的に主人にお風呂を入れてもらっているため、
お風呂に入れてもらってる間のおよそ10分間だけ、掃除機をかけたりします。

子どもがお風呂から出てきた時点で掃除タイムは終了。
タイムアタックみたいで、いつもよりテキパキできる気がします。

間に合わなかった部屋は放置。次の日にでも回しましょう。

 

用を足しつつトイレの床掃除【レベル★★☆】

f:id:mojamojayoriko:20150319164758p:plain

掃除機をかけないと特に目につくのが、トイレの床。

なんなん、我が家はたった3人(うち1人は子ども)のはずなのに、
なんであんなに毛がおちとんの。
服から落ちるホコリも相まって、目に入るたびにストレス。

「あぁそろそろ掃除機かけなくっちゃ…」
でもトイレに掃除機かけるなら他の部屋もかけたい。
でも今はその時間さえも惜しい。

そんな時にはトイレットペーパーをぐるぐると取り出して床掃除。
髪の毛などのゴミをぜんぶかき集めたら、そのままトイレにポイ。応急処置完了です。


(これで今日掃除機かけんでもまだいけるな)

 

「乳幼児を牛舎で育てるといい」と南ドイツの誰かが言ってた【レベル★★★】

f:id:mojamojayoriko:20150319164811p:plain

乳幼児を牛舎とか牧場で育てるとアレルギーに対する免疫ができるとかなんとか。

ソースも詳細も知らんけど、
まぁいい感じにハウスダストがアレしてくれるんだと思うよ。

掃除に手が回らないときの最終奥義。この逸話を思い出すのです!

子どもがまだお腹の中にいた時、巣作り本能なのか、フローリングの目地の汚れが気になって歯ブラシでごしごしやってた時が懐かしい。

 

挙げればもっともっとぐうたらな所もあるんですが、
みなさんが不快感を感じないよう
これでも割とライトな所をすくいあげてみました。

きっとね、この話を聞いたら、
まわりのママは「わたしはこうやってバランス取ってるよ!」という
自分の“ゆるい暮らし”ノウハウを語りたくなっちゃうと予想しています。

わたしのまわりには、がんばってるのに悩んでるママが多いので、
こんな記事を書いてみました。
新米ママよ、図太くなぁれ!